今旬!『トライバル』から見る2016SSコレクション

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「トライバルとは」

トライバル。

わたしはこの手のファッション用語をよく忘れる。

あのアジアっぽくて、中国っぽいみたいなー・・・

答えは「オリエンタル」。

えーと、エスニックじゃなくてーほらほら、荒野で背中同士で向き合って

3歩進んでから拳銃で撃つみたいなー・・・と、

つい最近エアで〝ガン”を放ったばかりだ。

答えは、「・・・」。

ごめんなさい。

言い始めておいて申し訳ないが、例のごとく答えが出てこないので一先ず泳がせておこう。

『トライバル』。

全然ピンとこない。

というかリバイバルっぽい事を想像してしまう。

トライバルとは何ぞや。ファッションプレスさんより引用。

〝英語で「民族的な」という意味。

民族衣装の要素を取り入れたファッションをトライバルファッション、トライバルスタイルと呼ぶ。

同様に、トライバルプリントは民族衣装で使われる柄を使ったプリントのことを指す。”

なるほど。

それに対し「ボヘミアン」は、

〝ボヘミア地方(チェコスロバキア)に由来し、

民族衣装やジプシーのファッション要素を取り入れたスタイル。

ボヘミア地方の民族衣装や、自由放浪なジプシーの要素を持つファッションスタイルで、

ジプシーのフランメンコ衣装なども、そのひとつ。

ボヘミアンは、ぺザント(農婦)、フォークロア(民族的な)、ロマンティック(詩的な)など、

ヨーロッパの民族衣装をイメージしたデザインを表現する言い回しのひとつといえる。”

(ファッションプレスより引用)

同じ「民族的な」が意味だが、ボヘミアンはどうやらヨーロッパの要素を持つらしい。

ボヘミアンという大きなくくりに、ロマンティックやフォークロアが含まれているなんて。

知っていましたか?

ではトライバルの言う民族とは?

ネイティブアメリカン(インディアン)やアフリカ・中近東の民族衣装の要素を

取り入れたものを指すのだそう。

一口に民族系と言ってもそりゃ世界は広いですものね。

さて、意味を押さえた上でコレクションから「トライバル」行ってみよう!

 

トライバルから見る2016SSプレタポルテコレクション

良すぎて選びきれない!「VALENTINO」 2016SSプレタポルテコレクション

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VALENTINO_2016SS_Pret_a_Porter_Collection_runway_gallery-87出典先:VOGUE

これぞ「トライバル」!

レザーや羽やスタッズ使いで見事な『民族×モード』の融合でUPする写真が絞りきれない。

ハードなレザーから覗くレース使いのアクセントや、

最後の方は完全にロマンティック路線のドレスが登場しますが、

全編通してしっかりと編み込まれたヘアスタイルと、

襟元や袖口に使われた骨の様なアクセサリーと剛毛な動物の毛の様なものが

確実にトライバルに着地させています。

ミニスカートのカジュアルな提案も斬新!

ここでこういうスタイリングをぽっと入れられるなんて、幅の広さに脱帽。

 

トライバルと言えばの「ISABEL MARANT」2016SSプレタポルテコレクション!

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ISABEL_MARANT_2016SS_Pret_a_Porter_Collection_runway_gallery-37出典先:VOGUE

わたしがトライバルという言葉を認識する前からトライバルだった、イザベルマラン。

今回も民族要素たっぷりにカジュアルモードを確立している。

フリンジや刺繍の効いたガウン、使えるなー!

 

シックに魅せる!トライバルを大人に解釈。
「ALBERTA FERRETTI」 2016SSプレタポルテコレクション

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褐色な肌に纏いたい。リッチな大人の衣装。

ヴァレンティノに対しルーズなヘアメイクもリゾートな印象。

大ぶりなゴールドアクセでドレスアップ。

 

 

各ブランドそれぞれの「トライバル」。

色々なアプローチの仕方があるようです。

中でも装飾感の強いヴァレンティノのルックがわたし的ツボを押してきますが、

皆様はいかがでしょうか。

ヴァレンティノの様なアクセがあれば、イザベルマランの様なガウンがあれば、

手持ちの服でもトライバル楽しめるかも知れませんね。

来たる新年、新しいコーディネイトに「トライバル系」を取り入れてみては?

そうそう、思い出しました。

さっきの答えは「ウエスタン」。

皆様もお忘れなき様。

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