HERMESからUNIQULOまで。LEMAIREの振り幅。

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「LEMAIRE」。
はて。
セールだと言うのに、40%OFFだと言うのに全然心が浮つかない。
このブランドはなぜこんなに高いんだ?
比較的低単価なセレクトショップでの出来事。
ピンとこないわたしもスタッフさんの
「以前はクリストフ・ルメールでやっていたブランドです」
という言葉にハッとする。
お久しぶりです。
なるほどそういう事ですか、高いわけだ。
久々ときめくアイテムに濃厚な未練を残しつつ帰宅後、早速ヤフオクで
「クリストフルメール」。
カテゴリにないブランドはこちらから提示しないといけないから厄介。
検索しない事でどれだけわたしは素敵な服を手にするチャンスを
逃してきた事か。
これからは『ヤフオク検索ブランドリスト』なるものを作りこまめにチェックだ。
もちろんその中に「クリストフ・ルメール」も。
ひとしきりヤフオクサーフィンを終えて、
「久方振りだけど(一方的に)最近あの方何してらしたのかしら?」
と調べてみると
“2002年にラコステのクリエイティブディレクターに就任しブランドの再生を図った”とある。
そしてそれを機に、という事だろうか
“2011年から『HERMES』のウィメンズプレタポルテのアーティスティックディレクターに大抜擢。”
2015SSまでHERMESで4年間その役目を果たす。
というわけで、クリストフ・ルメールが手がけたHERMES時代を振り返ってみましょう。

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2011-12AWプレタポルテコレクション

ホワイトが続く洗練された幕開け。
ベージュルックの様にエルメス「らしさ」をおさえつつ、エッジの効いたブラックルックが好み。
伝統メゾンに敬意を表するデザインが評価される。

 

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2012SSプレタポルテコレクション

今回もホワイトルックからスタート。
下働きの様なワーキングスタイルがなぜこうも上品に見えるのか。
落ち着いたブランドイメージがあるが時には発色のいいオレンジなどカラーも豊富。
絶妙なカラーセンスで決して下品に成り下がる事がない。

 

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2013SSプレタポルテコレクション

好きなルックが多いコレクション。
こちらもカラーリングは豊富にパネル使いが多く見られる。
アースカラーが多く目になじむ。

 

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2013-14AWプレタポルテコレクション

非の打ち所がない『クラシックレディスタイル』。
うっとり溜息モノ。
派手さがなくとも大迫力。
奥行きが違う。
上質である事がいかに重要かと突き付けられる。

 

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2014-15AWプレタポルテコレクション

前年コレクションより丸みと柔らかさと動きのあるコレクション。
クルクルに丸めたソックス、小学校時代流行っていた事を思い出す。
最後のレザーのラップワンピは似てるタイプがBuy-crazyのヤフオクにも出品中ですので
是非ご覧下さい。
クリストフ時代のものではないかもですが。

 

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以上全ての写真出典先:VOGUE

2015SS

クリストフ最後のコレクション。
持て余す優雅な贅沢さをリゾートなドレープが表現。

「エルメスのために仕事をすることは、
プロフェッショナルとしてのみならず

一個人としての経験を豊かなものにしてくれました。
それは私にとって大変貴重なことであり、喜びでした。
私たちが共に築き上げたものをとても誇りに思っています。
私自身のブランドの重要な成長段階における今、
その仕事に専念する必要があり、

またそれを願う次第です」

手に取り、袖を通し、確かに届きましたよ。
新生『LEMAIRE』の良さが。

そして、2015年10月上旬。
UNIQULOとのコラボ『ユニクロ アンド ルメール』発表!
ウィメンズ30型、メンズ25型。
アウターをドレスをジャケットを!見てみたい。
何と言ってもユニクロ価格で!

あの時「ルメール」に再会しなければきっとスルーするところだった。

 

Christophe Lemaire
「クリスチャン・ラクロワ」・「イヴ・サンローラン」で経験を積み
1990年に自身のブランドである「CHRISTOPHE LEMAIRE」を立ち上げる。
そして2002年ラコステの栄光へ続く。

 

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