いつの間にこんなに浸透したか。
日本のハロウィン。
ここ数年の盛り上がりには目を見張るものがある。
経済効果はバレンタインを超え1100億円!!
どれくらい凄いか逆に分からなくなるが、
確かにバレンタインよりもハロウィンの方がイベントとして
時代にフィットしているのだろう。
10月ともなるとあちらこちらでイベントが開催され、
仮装した子供たちの行列を見るのは微笑ましいが、
急なアメリカナイズに違和感を覚えるのはわたしだけではないはず。
そんな奴がいる中〝日本のハロウィン”を根付かせるために人知れず日本の企業は
数十年前からじわじわと頑張っていた。
ハロウィンの歴史
古代ケルト人が夏の終わりである10月31日、
秋の収穫を祝い、また冬の訪れとともに死者の家族と共にやってくるとされた
悪質な精霊や魔女から身を守るために仮面をかぶり、魔よけの火を炊いた。
それに因んでアメリカでは31日の夜、カボチャをくり抜いた中に
ロウソクを灯した『ジャック・オー・ランタン』を作った。
そして子供たちが魔女やお化けに仮装し近所の家を回り、
「Trick or Treat(お菓子とくれないといたずらしちゃうぞ!」と
お菓子を回収しそれを持ち寄りハロウィンパーティーを開いた。
大人は悪魔やゾンビなど「何か恐ろしいもの」に仮装していたが、
2000年代になるとヒーローものやナースやメイドなどコスプレ色の強いものなど
人に不快感を与えない限り「なんでもあり」にというムードに。
日本とハロウィン
そして1970年代、日本ではキディランド原宿店がハロウィンに着目し、
関連商品を販売。ハロウィンが日本に上陸した。
1983年、同じくキディランド原宿店がハロウィングッズの販売促進として
日本初のハロウィンパレードを開催。
「ハロウィンと言えば」の2大巨頭、『ディズニーランド』と『川崎ハロウィン』。
ディズニーは1997~1999年までは「ディズニー・ハッピーハロウィン」
などとして10月31日のみのイベントだったが、
2000年からパレードが、2002年から決まった日程のみ
ディズニーのキャラクターの仮装が許され、
(今まで仮装が許されていなかった事に驚く)現在の盛り上がりに続く。
このようにジワジワとハロウィンが認知されてゆき、
今年川崎ハロウィンは史上最大12万人の観客数に至った。
「スターウォーズねぶた」が関東で初披露され話題になったり、
豪華賞品が用意された超本気の仮装大会があったりとかなり熱が入っている。
そして外国人の多い街、六本木や若者の街、渋谷。
今年は世の中が昨今のハロウィン定着の中、初の休日(土曜日)
という事で盛り上がりは必至だ。
「何でもあり」なんてちょっと節操なくない?
でもコスプレは日本の代名詞〝オタク”とも深く繋がっているから
「文化は大事にしないと」と思うし、
「ただ盛り上がりたいだけでしょう?」と思うと
「人はみんな寂しいのね」なんて思うけど、
何らかの理由を付けてお酒を飲みたい気持ちはとても共感できる。
だいたい考えてみれば日本人にほとんど関係ない「クリスマス」がこれほどに浸透したのだから、
誰がどうこう言おうと近い将来、そんな感じで当たり前のイベントになっていくのだろう。
例えば、現代人の『日々のうっぷん』を晴らす為に一役買うというならそれはそれで、
「一年に一日だけ、それはもう思い切り派手にやればいいんじゃないか。」
そういう結果に至りました。
では肝心な装いはどうしようか。
あなたの『変身願望』を叶える為に、ここは『2016春夏プレタポルテコレクション』
からアイデアを拝借しよう!
やはり素人では考えもつかないものばかり!
ハロウィン視点、2016S/Sプレタポルテコレクション
初級編 AF VANDEVORST(AF ヴァンデヴォルスト)2016SSプレタポルテコレクション
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
とにかくオシャレして。
おしゃれ指数に比例して目立ち度が決まります。
ゴージャスなほどよし。
後はメットを被って!
カラーは統一して。
赤やパステルカラーもおススメ。
中級編 MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)2016SSプレタポルテコレクション
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
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これは六本木で。
外国人にウケること間違いなし。
ヘアメイクの「和顔」のハズしが効くように、カラーは敢えてポップに。
上級編 VIVIENNE WESTWOOD(ヴィヴィアン・ウエストウッド)2016SSプレタポルテコレクション
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
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工作に時間がかかるので早めに取りかかって。
ジャケットルックは目立つこと間違いなし。
超上級編 RICK OWENS(リック・オウエンス)2016SSプレタポルテコレクション
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
出典先:VOGUE
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「ワイドナショー」で話題になったコレクションはリックだった!
これを載せたいがためにハロウィンを題材にした事をわたしは隠さない。
一枚目の衝撃がやっぱり凄い。
一人では成立しない為、協力者が必要。
二人揃って、必ずハロウィンの主役になれるだろう。
賛否両論あるけど、ハッピーなイベント「ハロウィン」。
自己満足もいいけど折角だから人を笑顔にしたい!
マナーを忘れずに思い切り楽しんで。