外は寒い。現実逃避の様にみずみずしい春夏色に心は惹かれ・・・
会場はロダン美術館。
天井からぶら下がるパラダイスのごとき色彩の生花と造花が混ざり合った装飾は、2012秋冬オートクチュールからChristian Diorのアーティスティックディレクターを務めるラフシモンズがテーマとした『 トランス・ディオール』の意味、女性のニュータイプを象徴している。
それは彼が、「どこから来て、どこへ向かているのかがいまひとつ想像できない、変化と可能性に満ちた新しい世界に存在する女性たちを表現したかった」という様に、人工的なもの・生命力のあるものを混同する事により何か新しいものを生み出すというイメージを演出している。
洗練されているのに新しい冒険がある。と、私の感想そのものの様に対極する組み合わせ。
嫌みがないのに高級感漂よう、とかね。
とにかく軽やかでいい感じ。
Christian Dior2014春夏プレタポルテコレクション。
なんとも堅苦そうな肩書きには縛られていないようです。